やっぱいいや

12月19日火曜日

この日は何をしたんだか、メモが残っていないのでよくわからない。
そんなわけでアムスだけにやっぱマリファナの話。
とりあえずこの日のことでまず、なんとなく覚えているのは、だいぶアホ〜なこと。
っていうのは…

イギリスには、H&Mっていう安い洋服屋さんのチェーン店がある。
どうやら元々は、スウェーデンから来た洋服屋さんみたい。
そんでもって、けっこうヨーロッパ中にチェーンをはりめぐらせているお店みたいだ。
アムステルダムの街にも、同じ通りに何店舗もあって、むちゃくちゃ繁盛していた。
値段が安い上に、デザインがなかなかかわいいの。
質もまぁまぁ。よおくみると縫製悪かったりするけど、気にしなければまぁ、大丈夫。
そこをいくつも廻った。アホのように。
イギリスにもあるじゃんよ!
って感じなんだけど、オランダは物価が安いだけあって、イギリスに売っているのと同じものでも、ちょっと安かったりして。
かわいくて安いコートがたくさんあったんだけど、
どれもいまいちサイズがない、とか、なんかがあと一歩、とかで超迷う。
買おうか買うまいか。
紫のチェックのコート。
オレンジのチェックの、えせファーつきのコート。
赤で首周りに白いもわもわがついたサンタさん仕様(?)のコート。
などなど…
かわいかった。
一番気になったのは紫のチェックのコートだったんだけど、サイズがぴったりなのがない。
そんでそのコートほしさにH&Mめぐりをするってのが、結局この旅の一つのテーマになったりもこの後する…
アホか。

とりあえず、街中をうろうろして買い物したり、なんだりしてただぶらぶらしていたような記憶。
夜は、ネットカフェにいって、またメール。
ちょっと前に学校が終わったばかりだったので、その時悲しいお別れをしたいろんな国の友達と
このころはバリバリメールしていた。毎日メール交換してる子もいた。
だから楽しかった。今もしてるけど。

宿を変えようとも思ったけど、結局めんどくさいのでやめにすることに。
にしても、アムスで泊まったユースはすごかった。
朝食も配給なみ。
食パンに、適当なスクランブルエッグ。
それに紅茶がついていて(コーヒーだっけな?)、
各テーブルに塩コショウがおいてあるだけ。
だけどあたしはあの雰囲気は好きだった。
壁中にいろんなポスターや告知が貼ってあって、音楽が流れてて。
朝っぱらから、みんなキマっていて、でんでろした空気が流れている。
なんかまた適当なんだけど、ブコウスキーとか、村上龍の世界。
(つうかあたしゃどっちも実はたいして好きじゃない。なんでかつーと自分にとってリアリティがあまりない)
そう、好きな雰囲気なんだけど、あくまでも幻想の世界っていうか、あんまりずっといたいと思わないところ。
もしかしてあそこにずっといたら、感覚狂って来ちゃうと思う。
たまに逃げたい時にくるのがちょうどいいかも…
もう人生ダメだぁ、つって投げ出したいときや、死んじゃおうと決めた時に行くといいかも。
ソフトドラッグから初めて、強烈なやつにはまって、さっさと死んでください、くらいの。
あんなとこで死んでってもきっと誰も気づかないからね。
そんでそういうヤツをホントの”バカ”というんだけどね。

ロンドンから来たっていう、スウェーデンの女の子たちとしゃべったりしたけど、
どいつもこいつも、みなハッパをやりにきた感じ。
イギリスでは、一応マリファナは違法になっているし、高いし質も悪いから、ここでは堂々と吸えるってんで来る人が多いのかも。
つっても、イギリスでだって、誰も気にしてないような気がするけど…
いちいちハッパくらい取り締まっても、意味ないっていうか、キリないから。
だから、今更だけど、ポール・マッカートニーが来日したときに大麻所持で捕まった時も、
『なんなんだ、一体大麻くらいで』
と思っただろう。
槇原マッキーがちょっと前大麻で捕まったときも、あたしゃ、かわいそうに、と思った。
なんで大麻くらいでとやかく言われなくちゃいけないんだ。
つっても、違法なんだから仕方ないけど。日本では完全に悪いこととされているわけだし。
けど、ハッパと、ケミカルドラッグは、全然違うものなんだっていうことを、
もっと人々の間に意識として浸透させるべきだと思う。
覚醒剤とか、コカインとかそういうのは、絶対やっちゃいけないと思うし、やりたいとも思わないし、
最低最悪だと思う。だけど、マリファナやハシシは、酒と同じくらいのレベルで考えてもいいんでは?
かといってアタシがいつもそんなもんをやっているってわけでは決してない。
マリファナすいてぇ〜なんて思うときなんてないし、タバコあれば全然かまやしない。
一応違法なわけだしね。ただ言いたいのは意識の問題。
実際からだに与える影響がどんなものかっていうのを詳しく知らないでこんなことゆったら怒られるかもしれないけど、
だけど、事実、さして悪影響はないように思える。
人に与える影響?そんなのないよ。ハッパが効いてる状態でも、自分の意識が完全にブッ飛んだりするわけじゃなし。
楽しくなれるし、おなかは空くし、効き目は割とすぐ消えるし、酒の方が意外とタチ悪いんじゃ?
やりたい人はやって、ヤな人はやんなきゃいい。選択の余地があってもいいんじゃないの。
オランダでも合法だし、スイスとかでも、ほとんど合法に近いらしい。
みんな当たり前のように庭でカナビス育てているらしいよ…
タバコより常習性は低いだろうし、よく、タバコの方がずっと体に悪いというけど、その通りなんじゃない?
日本でも、うちら世代が国を背負って立つくらいの時代になったら、
もしかして合法化されるんじゃないかと思ってしまう。
オランダのドラッグ合法化は、観光の目玉みたくなって、それはそれなりに問題もあるんだろうけど、
だけどだからといって国自体がつぶれちゃったりとかしてないし。
ただやっぱし、たった一つの問題は、ソフトドラッグから、ケミカルへ流れていくアホどもがたくさんいることだろうね。
そういうとこは、自分でちゃんとセーブしないと。
ホントに滅んじゃうよ。


街中ハッパの臭いが充満してる。
そして、宿でのみんなのトロんとしたあの顔は忘れられない。
世界にはいろんな景色があるんだ。


翌日

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