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やっぱいいや

2月8日木曜日

イエーイ!!来てしまいましたついに念願のスコットランド!ひでき感激!
とにかく、今自分がスコットランドにいるという事実が嬉しい〜(涙)。
いつも、行こう、行こうと思いつつもなかなか来ることのできなかった(というかてめえが勝手に行かなかった)スコットランド。
ついた瞬間に吸った冷たい空気が、なんとなくホッと、まるで故郷に帰ってきたような気分にさせてくれた。
やっぱりあたしのルーツは北だわ!そうに違いない!と思っちゃう。
しかし…。ここ、エジンバラに来るまでには、多難の道のりが待っていた。
もとは、グラスゴーへ!!と思っていたわたし。マンチェに帰ってきたらまず、グラスゴーへ行こう!とずっと考えてた。
そして、昨日も、グラスゴーへ行くつもりでうきうきしながら寝たのであった。友達にうきうきメールを書きつつ。
そんなわけで2時半頃に床についたのだが、遠足の前の日ってのはそうそう寝坊しないもんで、8時半頃には自然に目が覚めた。
しかし、ついまたメール書きにいそしみ(そればっかり…)、時は流れ、用意ものんびりやっているうちにいつのまにやら昼。
最初は13時のコーチ(長距離バス)でグラスゴーへ発とうと思っていたのだけど「えい!電車で行っちまえっ!」と予定変更。
いつだって予定は未定さ。荷物をかついで、まずは挨拶しに学校へ立ち寄ることにしました。

学校で、しばらくぶりの友達にばったり。彼は学校をやめてプーなんだそうだ。ここはいつでも卒業生(?)のたまり場である。
スタッフに
「スコットランドに行って来るから、しばらく学校こないよ〜」
と話すと、みな、
「エジンバラは良いところよ!楽しんできてね!」
という。ねぇ、ねぇ、グラスゴーは!?みなグラスゴーに行ったことないのね?あえて話題をさけたいのかしら?
まあいいや、とにかく行ってきますわよ。

駅に向かう途中で、ばったり友達に会いました。彼女は今日から駅のサンドイッチやさんで仕事を始めたところです。
ちょうど初出勤が終わって帰宅するところだったみたい。去年まで同じ学校だった友達です。
お互いエールを交換し(?)、さて。電車はあるかな…時刻表調べないとね。ふむふむ?なにぃ〜〜!!
グラスゴーまで直通は一日1本だと?しかも11時にもうでちまってる。今14時過ぎ。ふざけんなー!くっそう…どうしよう…。
途方にくれた私は、もういっこの駅、ヴィクトリア駅をチェクしにいくことに。マンチェスターにはメインステーションが2つあって、
普通北へ向かう電車はヴィクトリア駅から出るはずなんだ。だけど、あたしはピカデリー駅にいる。だって学校のスタッフ、
ナタリーが「ピカデリーで大丈夫なはずよー」て教えてくれたんだもん。いや、大丈夫なんだけどさ…

ヴィクトリア駅はちょいとピカデリー駅から離れている。歩いても行けるけど、オラそんなのヤダ。
メトロ(路面電車)で行くことにした。当たり前。しかし、待てども待てども来ない。といっても15分くらいなのだが。
だんだんめんどくさくなってきた。荷物も重いし…
もういいや。ピカデリーに戻ろう。そんでエジンバラに目的地変更しよう、そうしよう。
確かエジンバラ行きの電車は3時21分にあったはずだ。

てくてく歩いてスタート地点に戻る。
チケットを購入。片道で20.8£なり。安ぅ。
普通、コーチの方が断然チケット代はやすいのだが、イギリスの電車は時間帯、曜日によって
べらぼうに運賃が違うのだ。今日は平日、オマケに誰も電車なぞ乗らないような昼下がりだから、
このようにチケットが安いわけである。これじゃ、コーチとほとんど変わらないんじゃないかな?
時はちょうど15時くらい。そろそろ、電光掲示板にエジンバラ行きの電車の到着の案内が出てもおかしくない頃。
ありゃぁ、だけどナイよ。なんでだよ?
もう一回時刻表をチェク。やっぱり何度見ても15時21分てなってる。
おかしいなぁ…。けどもうしばらく待ってみよう…。

しかし。いくらまっても案内は出てこず。仕方ないから、インフォメーションで尋ねることにした。
「あのう、次のエジンバラ行きの電車は何時ですかね?」
「エジンバラね?31分のブラックプール行きの電車に乗って、プレストンで乗り換えてね。」
ハ?乗り換えすか!?聞いてないすよ!
それならそうと…ってあたしが聞いてないだけなのだが。
しかし、例の21分の電車は結局来なかった。あれは何だったんだ?
謎の多すぎるイギリス社会。

31分のブラックプール行きは、ちゃんと来た…というのはウソで、10分ほど送れて来た。
10分くらい電車が遅れるなんぞ、ここでは日常茶飯事である。というか時間通りに電車が来たタメシがない。
まあ、いいや。とりあえず乗り込む。

さ、さみぃよ〜。なんじゃこの寒い電車は…
けど、プレストンまでの辛抱だ。プレストンまでは1時間弱もあればつくはずである。

で、旅行の最初からいきなり多難の道のりであったが、
プレストンについた瞬間に、さらにその先に難儀な道が開かれていることが発覚した。
「EDINBURGH 16:30→17:30」
という情報がモニターに映しだされていたのである。
な、なにを!?
オマケに、時刻表で調べると、どうやらここプレストンが北へのターミナル駅になっているらしく、
ここで乗り換えれば、グラスゴーにも行けたのであった。畜生、オレ、エジンバラ行きチケットかっちまったよぉ。
あああ。
オマケにナゼかむちゃくちゃ寒い。心も寒けりゃ、気温まで。冷てぇなぁ、オイ。
しばらく途方にくれるしかないアタシなのであった。

途方にくれつつ、一服。さてこれからどうするべか。
1.マンチェスターに帰って明日出直す。
2.このまま突っ走ってエジンバラまでゆく。
3.グラスゴーに変更。
3はすぐ却下された。どっちにしてもグラスゴー行きの電車はしばらく来ない。
それにエジンバラ行きのがグラスゴーにもいくやつもある。
でもまあ、とりあえずは待合室にはいろう。どっちにしても外はむちゃ寒い。

待合室に入ると、途方にくれた人々が…といっても彼らはどうみても気にしていないのだが。
日本で電車が遅れたなんてことになったら、そりゃもうえらいことである。
ハゲたオヤジが運転室にどなりこむなんて、めずらしいことではない。
だが、この国の人たちは、辛抱強く待つのだ。変な奴らだ。
あたしも紛れて、待った。待った、待った、待った。
しかし、モニターのエジンバラ行きの電車の到着をしらせる時間は、どんどん遅れてゆく…
10分、あと10分…17:30になった時点で、おら、ブチ切れた。
くそ、オレもうマンチェに帰る!!

待合室を出て、友達に電話。
「あのさあ、こうこうこういうわけだから、やっぱ今日のところは帰って明日出直すわ。」
「そうなの?最悪じゃん。」
「うんうん。今日パーティあったよね。それ行くよ。」
「わかった。」
ちん。ってそんな音しないてば…
などとゆっている場合ではない。あたしはチケットにかねはらったのである。
ああ、どうすっぺ。あと一服しよ。
プレストンでも見て帰ろうかな…それともやっぱりエジンバラ行き待つ?
優柔不断なあたしはまだ最終決断を下せないのであった。

結局、意思とは裏腹に、持っていた”地球の歩き方 スコットランド”を取り出してみた。
これは、ナゼか、マンチェのフラットにあったものである。
ありゃ、こんなのあったよ、あたしゃここへ来る前からスコットランド行く気満々だったんだね。
とすっかり日本から持ってきたことを忘れながらも、旅のお供として同伴させていた。
何の気なしに、アコモデーションのページを開く。
ああ、電話してみようかな…適当に。エジンバラのホテル…
てゆうか、アンタ、帰るんじゃなかったの?
ともう一人のわたしがつっこみを入れたが、地球の歩き方を眺めるワタシはそんなこと聞いているふしもなく、
いつのまにか一つのB&Bに電話をかけていた。

「もしもし?今夜シングルで泊まりたいのですが、部屋ありますか?」
「あるよ、何泊泊まりたいの?」
「とりあえず、今日と、あと2日のばすかもしれないけど、まだわかんないです。」
「はいよ、わかった。クレジットカードの番号教えてもらえる?」
「うっ、か、カード持ってないんですぅ。大丈夫ですか?」
「それなら問題ないよ。」
「あの、けどまだプレストンにいて、電車むちゃ遅れてて待ってるんです。
たぶん着くの9時過ぎちゃうんですけど…大丈夫ですか?」
「もちろん大丈夫だよ。だけど、危ないから、気をつけてね。
駅からタクシーに乗ってくるんだよ。」
涙。うわーん、優しいお兄ちゃんだよ〜(勝手にお兄ちゃんと決めた)。
全然訛ってなかったし。どうでもいいけど。

速攻さっき電話かけたマンチェの友達にまた電話。
「やっぱいくわ。B&Bの人がいい人で感動したから。」
と全く単純な理由を伝え、さらに根気よく電車を待つことにしたのでした。
結局電車は1時間半も遅れて到着し、その到着の時間、18時ちょっと前てゆうのは、
次のエジンバラ行きの電車のたった2分前のことだったのです。
数々のアクシデントだらけに見舞われながらも、小さな幸運はありました、
当たり前なのだが今度の電車はポカポカと暖かかったのです。
身も心も疲れたアタシが、電車の中で爆睡ぶっこいたのはゆうまでもありません。

…というわけで、イギリスの電車は信用すな、というお話でした。
コーチの方が全然いいよ!目的地まで一直線だし、安いしね。


翌日

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