やっぱいいや

4月26日 木曜日

さて、今日は一番のメインテーマという噂のグラスゴー大学へ行く日である。
大学内にねらっているコースの事務所みたいのがあるのだ。

朝はゆっくり支度。
エジンバラに泊まっているねぎもコーチでグラスゴーに来ることになり、
3人でグラスゴー大学のあるヒルヘッドへ向かった。

ヒルヘッドは、前にも書いたけど、パステルズのスティーヴン・パステルがやっていたレコード屋
があったところらしい。というか、本屋の2階にある一角のレコードコーナーを受け持っていたんだと。
確かに地下鉄ヒルヘッドの駅前の真横にあるのだが、すっかりスターバックスコーヒーに代わっていて笑える。
グラスゴーには、他にも本屋の中に音楽関係のコーナーがあるところがあるようだ。
他の街でもそうなのかな?少なくともマンチェスターにはないけど?

ヒルヘッド前のバイヤーズ・ロードというところには、安いCD屋、FOPPもある。ちょっとした学生街風で、
図書館もあったりするのだが、そこの図書館でもスティーヴンは働いていたという話で、
『オメエ絶対ヒルヘッドに住んでるな』
というか、地元で何もかもすませすぎ。今は知らないけど。
ちなみにバイヤーズ・ロードのその図書館では、よくレコードフェアが開かれている模様。
まさかそれもスティーヴンがらみで、ヤツのコレクションを売ってるとか…

ありえそうでコワイ。

それはさておき。

大学へ向かう。
ねぎとみゆきさんには、ビジターセンターのインフォメーションのところにある喫茶店で待っていてもらえることになった。
一度2月に下見をしにきてあったので、どこへ場所を聞きに行ったらいいかはわかっているつもりだった。
しかし…

まずは、その場所、インターナショナルスチューデントの事務所に行って、あたしが行きたいコースの事務所の場所を
住所で教えてもらった。お姉さんやはり相変わらずフレンドリー。テクテクその場所へ歩いていくことにした。

さんざん迷ったあげくその番地にあったものは、なんと教会であった。

ハ?なんで学校の事務所が教会なのよ〜!!
あせったアタシはもう一回インターナショナルスチューデントの事務所へ戻って質問するが、

『行ったことないからわからないのよ〜ゴメンね、教会の中にあるかもよ(笑)』

とのこと。おまけにコースの事務所は移転したばっかりなので余計わかりずらいらしい。
パンフレットに載っていた住所へそのまま訪ねると、今は大学の教室になっていてみんなテスト受けてるし…
しゃあねえ。

『スチューデントヘルプのところで聞いてみるね』

とお姉さんにお礼をいいつつ、後にする。だがしかし、
そのヘルプポイントのお姉さんら2人にも、一生懸命調べてくれたにもかかわらず、わからずじまい。なんでだよ〜!
基本的に大学とは直に関係ないコースなので、よくわからないようだ。

一度諦めてねぎとみゆきさんの所へ報告に帰るが、この仕事を終わらせないことには、
なんでグラスゴーまできたのかわけわからなくなってしまうので、めげずにもう一回泣きそうになりながらもチャレンジ!

さっきの番地の教会に戻り、裏のドアのインタホンを試しに押してみた。

そうするとどうやらその中に事務所があるようだ!
やったぜ!!

ようやくたどり着いた事務所のおばちゃんたちは、異常なまでの親切さであった。
頼んでもいないのに事務所のメンバーを全員紹介してくれて、
今更ながら、場所わかりずらかったでしょう、ごめんね、といいながら地図をくれたり、
申し込み書を渡しつつ、丁寧に説明してくれたり、グラスゴーという都市の良さについて延々と説かれたり。
しかもかなりシステムのちゃんとしている事務所で、あたしがずっと前に送ったメールもプリントして保存してあった。

『それじゃあ、9月からグラスゴーに絶対いらっしゃいよ!待ってるからね!』

えっとまだ入学に必要な資格試験をとってないんですが。

『まだまだ時間はあるから大丈夫!それにアナタなら受かるわよ!やる気が大切よ!』

と励まして背中を押してくれたり。だいたい留学生なんてものは、みんなやる気はあっても
不安や心配の固まりみたいなものだから、おばさんたちもその辺り心得ているんだろう。
ご多分に漏れず、不安の固まりだったオレも、おばさんたちの暖かいヘルプにすっかり落ち着いて、感動した。
まるでお母さんみたいな人たちである。

『何か困ったことがあったらすぐ連絡しなさい。』

ホントにやっぱりお母さんである。

やたらと探し回ったあげくにみつけた事務所だったので、そんな待遇を受けて感激もひとしお。
すっかりグラスゴーで勉強するぞ!というやる気も出てきて、一石二鳥なんだか、三鳥なんだか、なんかよくわからんが
とにかくまたしてもラッキーな感じであった。

親切とゆっても、商売根性丸出しの親切とは違う。似たようなコースをいくつか以前にも廻ったが、
どこもビジネスライクな対応で、このおばさんたちのような暖かいところは他にはなかった。

そんなわけでまたグラスゴーポイントアップ。

もともとスコットランドの大学は数も少ない。人口が500万人しかいないのだから、それもそのはずだ。
それにちょっと今現在の制度ははっきりわからないのだが、4年制で、日本人にはイングランドの大学よりも入りやすいということだ。
しかしその分、イングランドの大学と比べると、もっとアカデミックな要素が強いというか、
勉強に対しては厳しいということである。あたしにはそっちの方が都合がいい。
オトナになって、勉強をしたい、と思ってからの大学なのだから、入学にやたら厳しく、入ってしまえば
遊んで4年間を暮らす日本の大学より、入学は割と簡単で、しかし一度入れば地獄の勉強が待っている
UKの大学の方がいいと思った。もっとも、ホントに大学に入れるのかどうか、そしてこの先1年間のコースをとってみて
自分の進路がどう変わっていくのかはまだ何もわからないが。

とにかく、今あたしがやるべきことは、英語の試験を受けるために勉強することだ。
グラスゴーへの引っ越しや、それにまつわる諸々の面倒なことはあとで考えよう。

ねぎやみゆきさんの所へ帰ると、2人とも
『とにかくこの先の進路が決まったみたいでよかったね!』
と長く待たせたにもかかわらず嬉しい言葉をくれた。良い友達を持ったもんだ!
特にねぎは、あたしが長いこと迷って悩んでいたのを知っていたし。

『だけどこのまま北上しすぎて、気づいたらスカイ島(さらに北部スコットランド)で勉強してたとかはやめてね(笑)。』

という言葉つきで。

いや〜アタシのことだからわかんないけどね〜。北へ北へ!
この分だと、大学はアバディーン辺り、嫁に行くのはスウェーデンかノルウェー、老後はアイスランドで暮らして墓は北極と。
まあそんな感じでうまいこと人生の計画がおおまかにたっている(ウソ)。
よっしゃ、がんばり過ぎずにがんばるぞ〜!!

その後、大学の表へ廻って、キレイな街並みを一望。
やっぱりいい場所にあるよなぁ〜!
写真は前回のものだけど、ホラ、大学からの景色は例えばこんな感じ…

都会を忘れるのどかさ

そして麓を流れるケルヴィン川から眺めた大学は…

どど〜ん!

まるで絵画みたいである。

めしめし、めしはどこだ〜

周りにはこんなかわいこちゃんもいるんだよ。
ていうかこのリスは、どこにいってもいるんだけどね。
いまあたしが住んでるマンチェのフラットの前庭にもたくさんいるよ。
鎌倉にもいるっつのね(笑)。

あ〜ホントみんないい人だった。おまけに心配も少なくなって、ホッとした。
そのあとハラが減ったうちらは、ヒルヘッド前のバイヤーズロードに戻り、イタ飯屋に入る。
その前にFOPPに寄って明日のTFCのチケットがまだあるか一応聞いてみたが、やっぱりソールドアウトだった。
しゃあねえな。なんかみれる希望薄まってきたな…みれなかったらその時だ。

入ったイタ飯屋は、想像通り、”イギリスの”パスタを食わせる店だった。
アタシは果敢にもスパゲティを頼んだが、やっぱり長いこと茹でたことバレバレの、
”アルデンテという言葉が辞書にない”感じのものであった。
まぁまぁうまかったけど。具のエビと貝がうまかったていう噂だが。
帰って地球の歩き方”スコットランド”を見ると、読者投稿でその店が載っていたことにはぼっくりしたが。

やっぱ地球の歩き方って信用できないぜ。

その後はスーパー、テスコで万引き(センスレス・シングスの歌にあったじゃんよ〜って古)ならぬ、
テスコで買い物し、一旦帰って夜はライブにでかけることに。
宿はエジンバラにとってあるねぎを引き留めて。

ライブの話はライブ日記で。
今夜見たのは、BIG SUR&ELBOW。

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翌日

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